車いすは購入すべきか|術後、ICUから一般病棟へ
こんにちは、最中(もなか)です。
昨日(16日)病院より連絡があり、おばあちゃんがICUから一般病棟に無事戻れました。
今日はそんなおばあちゃんの様子と、車いすについてお話します。
施設の種類によっては車いすなどの福祉用具は購入になるよ、という話。
『人工関節置換術』をした翌日の様子
大腿骨骨折による人工関節置換術を15日に行いました。
術後ICUに案内されると、おばあちゃんの意識は戻っており、予定では1日様子を見て、問題がなければ今までいた病棟に戻れるとのことでした。
本人は骨折をした時よりも痛そうに顔を歪めていて、手術したばかりの場所を何度も触ろうとしたり、酸素マスクをずらしたりしていました。
そこでICUの簡単な説明と、場合によってはやむをえず身体拘束をする旨の説明を受け、今の様子だと仕方ないなぁと思っていました。
翌日16日に病院から電話があり、状態が落ち着いたので、透析の後に元の病室に戻れるとのことでした。
その時に本人と電話をさせてもらうと、声が元気そうで、耳が遠いからわたしの声は聴き取れない様子でしたが(これはいつものこと)、なんだ元気じゃん、とほっとしました。
車いすはどうする!? 購入しかない!?
おばあちゃんが入居している施設は『サービス付き高齢者向け住宅』です。
階によってサービスが違って、おばあちゃんがいる階は介護サービスが受けられて、かつ看護師さんがいるので看取りまでしてもらえるタイプです。
住宅型のように外部の介護保険のサービスは使えないので、車いすなどの福祉用具は基本購入になります。
おばあちゃんは入居時まだ歩行器で歩いていたので、レンタルしていた歩行器をお返しして、新たに中古で歩行器を購入しました。
種類はおそらく一番ポピュラーであろう『ハッピーミニ』。
値段は12,000円くらいでした。
車いすの値段は……?
歩行器が中古で12,000円なら、車いすはもっと高いはず。
車いすと一口にいっても、『介助式』とか『リクライニング』とか、『自走式』とかいくつか種類があって、大きさによって重さも変わるので、本人の状態や介助をする人の事情によっても変わってきます。
おばあちゃんの場合、退院後は施設で過ごすし、透析の送迎は施設にお願いできるし、そのほかの診察が必要な場合は往診をお願いしているので、入院前のようにわたしが受診へ連れていくこともないので、介助式の軽くて小さいものでなくても大丈夫。
また、たぶん(まだ起き上がるリハビリをしていないので「たぶん」)座位は保てる状態で退院できると思うし、小柄なのでリクライニングでなくても大丈夫。
と、いうことで、一般的なやつで十分なのだけど……。
中古の車いすを探すと、そのお値段はピンキリで、5,000円~35,000円くらい。
安いやつは安い、という感じ。
歩行器も調べてみたけど、5,000円~25,000円くらい。
ネットよりも地元の福祉用具の会社から
時間がある人はネットで購入しても良いと思いますが、わたしの個人的なおすすめはきちんとした福祉用具の会社から購入すること。
理由はというと、
- お試しができる
- 本人の体に合わせて調整してくれる
- 壊れた時などに相談できる
- 自分で探さなくていい
この4点が大きいと思います。
特に歩行器は、本人の背の高さに設定する必要があり、素人がするよりは専門の人にお願いするほうが確実です。
車いすも同じように本人の体の大きさによって種類が変わるので、たとえばふくよかな方だと購入してから幅がきつかった……なんてことも。
車いすはワンサイズのようで、幅や重さが全然違います。
また、介助が必要な方は手すりが跳ね上がるタイプ(とれるタイプ、下がるタイプもある)のほうが楽だったりするので、買う前にお試しできるほうが良いです。
そして、レンタルと同じように壊れた時には担当さんに相談できるので、修理に来てもらえます。
わたしがおばあちゃんの歩行器を購入した時は、入居が差し迫っていたので、当時担当だったケアマネージャーさんにお願いして、中古ですぐ買える歩行器がある福祉用具の会社を探してもらいました。
自分でネット検索すれば安いものが購入できますが、本当に本人に合うものを探すのは難しいです。
その点プロにお願いすると安心です。
購入より先に、施設に尋ねてみました
そもそも今の施設に入居した時、入居までの準備期間がほとんどなかったのもあり、入居した時に施設側が歩行器を用意してくださっていました。
また、入居後尻もちをつくことがあり、その時に施設の車いすを使わせてもらっていました。
おばあちゃんの歩行器は購入したものなので、車いすになれば当然使わなくなります。
まだ施設の人には話していないですが、処分するにもお金がかかるので、施設で使っていただけないかな、と。
看取りもしている施設ですから、施設で最期を迎える方もいます。
そういった方の福祉用具って、余ってるんじゃないかな……?
単純にお金の心配もあり(すでに入院の費用が高額になると予想がつくので身構えている)、手術が終わった報告がてら看護師さんに尋ねてみました。
すると、車いすは施設のものを使わせてもらえることに!
これで5,000円~25,000円が浮いた……!でかい、 でかいぞ……!
退院まで待ってもらえるだけでもありがたく、それに加えて車いすまで。
退院後透析になっても対応してもらえるし、病院の送迎もしてもらえる。
看護師さんがいるので何かあればすぐに連絡がくるし、最期まで住むことができる。
本当に良い施設に入れたな、と思っています。
余談・施設によっては退居になるよ!
比較的元気な人しか入れない、『ケアハウス』なんかを選択すると、介護が必要になった場合退居になる可能性が高いです。
また、看護師さんのいない『グループホーム』だと、おばあちゃんのように透析が必要になると退居に。
施設の種類によっては受診の対応はしてくれても、めちゃくちゃ高額になったり。
いや、これは良く調べたらうちの施設も一緒で、透析を週3お願いするととんでもない金額になるかもしれん……! とまた悩みの種がひとつ増えました。
この件に関しては主治医を今後変える必要があって、その場所によっても金額が変わってくるので、こちらも退院の話が出てきたら施設に聞いてみないといけませんね。
また、ゆくゆくは特養に、という選択肢もあります。
金額の負担で言えば特養がはるかに安くて良いのだけど……透析をしていても受け入れてもらえるのか?
「透析の人の特養入居を断られた」というニュース記事も出てきて、これは難しいかもしれない。
何より本人が「今の施設はごはんが美味しい」と喜んでいるので、できれば変えたくないなと思ったり……。
ごはんは何よりの楽しみだと思うのです。
あとは医療付き?
それも金額が高かった気がする……医療費と透析にかかる送迎費にかかってる。
できれば退居はしたくない。
これ以上安い施設は見つからない気もするから。
金額のことについてはおいおい、施設と相談になるかなぁ。
ひとまず透析になっても受け入れてもらえる施設で、本当に良かったです。
と、いうことで、入居中に福祉用具が必要になったら、施設のものが使えないか相談してみましょう、という話でした。
数には限りがあるでしょうから、悪しからず。